氷水に塩を入れると
なぜ冷えるんでしょうか?
イマイチ原理が理解できないですよね…。
今回はそこで、
氷水に塩を入れるとなぜ温度が下がるのか、
氷水をより冷やすことが出来る原理を
解説していきます。
大人でも実はあまり原理について知っている人って
少ないので、お子さんに尋ねられた時のためにも、
改めて学んでおくと良いですよ!
氷水を塩で冷やす!?どういう原理か分かりやすく教えて!
氷水に塩を入れることで、氷水を
より素早く冷やすことが出来るんです。
その原理は、
塩が氷を素早く溶かしていくから。
氷は溶けることによって、
水の温度をどんどん下げていくのですよ。
その溶けるスピードを上げる方法こそが、
氷水に塩を入れることなんです。
氷が溶けるスピードが上がればその分、
氷水をとても素早く冷やすことが可能。
要するに塩が氷を溶かすという効果を利用して、
氷水の温度を急速に冷やしていくんですね!
氷水の温度を素早く下げたい時は、
塩を入れていくと良いですよ!
ちなみに、水って基本的には0℃になると固体、
つまり氷になるのですが、塩を氷水に加えておくと、
水は0℃以下になっても固体にはなりません。
なぜかというと、先ほど紹介したように、
塩が氷を溶かす効果があるから。
塩によって水は0℃でも凍らずに、
キンキンに冷えた水になるだけなんですね。
ということで、氷水に塩を加えていくと、
0℃以下の冷えた水を作ることも可能なので、
あわせて覚えておくようにしましょう!
実験!氷水に塩を入れて温度の変化を見てみよう!
氷水に塩を入れていくと、温度が0℃以下に
下がっていき、マイナスのとっても冷たい
氷水になっていきますよ!
氷水の温度をマイナスにしたい場合、
氷と塩を3:1の比率になるように、
塩を加えて混ぜていきましょう。
すると、実験に成功すればなんと、
氷水はマイナス20℃にまで、
温度を下げることが出来るんです!
マイナス20℃ってかなりの低温度ですよね!
この原理を活用することで、
なんとご家庭でアイスキャンディーや、
アイスクリームを作ることが出来るんです!
マイナスの温度、要するに氷点下にまで
下がった氷水に、ジュースを注いだコップを
入れておきましょう。
時々コップの中のジュースをかき混ぜつつ、
ある程度固まったら、アイスキャンディー用の
スティックを刺します。
そして1時間ほど経てば、しっかりと固まった、
アイスキャンディーが完成しますよ!
氷水と塩の温度変化を実験しながら、
アイスキャンディー作りをしてみるのも
楽しいですね。
ちなみに、氷水に塩を入れて作る、
アイスクリームレシピは、コチラを
参考にしてみてください。
https://www.hakatanoshio.co.jp/contents/salt-and-sweets/page_658.html
実験もしつつ、アイスキャンディーや
アイスクリームが完成したら、
一石二鳥になりますね。
オリジナルアイスクリーム作りのためにも、
ぜひ氷水と塩を混ぜて、温度変化の
実験をしましょう!
まとめ
氷水に塩を入れると、塩によって氷が急激に
溶かされていくため、氷水はどんどん熱が奪われ
氷点下にまで低下します。
しかも、塩による氷を溶かす作用によって、
水は0℃以下になっても凍らないので、
本当にキンキンに冷えた氷水が出来上がるんですよ。
そのため、氷点下になった氷水で
アイスキャンディーや、アイスクリームを
作ることも可能。
実験をしつつ、アイスを作って食べると
美味しく楽しく学べますよ!