子供のしつけの仕方やしかり方などは、
家庭によってさまざまな方針があります。
子供の行動1つをとってみても、
どこまでをOKとし、どこからをNGと
しているかは意外と差があるものです。
少し前までは、みんなで褒めて、
みんなでしかって子育てをしてきたと
よく言われますが、今のご時世では、
それは難しいのが現実です。
よかれと思って友達の子に注意したのに、
後にトラブルに発展してしまうという
悲しいことも…。
穏やかに見守ることも必要ですが
注意が必要な部分に対しては大人として、
きちんと伝える必要があると思います。
言葉選びに少し注意することと、
その家庭の育児の方針を尊重することは、
忘れないようにしましょう。
それでは、
お行儀の悪い子どもに注意する場合や
友達の子どもを注意することについて
考えていきましょう。
お行儀が悪い子どもってどうなの?友達の子に注意するのはNG?
お行儀が悪いなぁと感じる子を
見かけることってありますよね。
例えば…
・スーパーの中で大騒ぎして走り回っている
・お店のものを必要以上に触って
時にはパッケージを傷つけている
・飲食店で親より先に食べ終わった後
大声で騒いでいる
・病院や図書館などの静かにすべきところで
走り回っている
・電車やバスなどの中で騒ぐ、土足でイスにのぼる、
おやつを食べ散らかしている
・家に遊びに来た際に、勝手にいろんな部屋に行ったり
冷蔵庫などを開けたりする
・一緒に食事をしているとき、立ち歩いて食べている
などなど。
年齢によって気になるポイントは様々ですが
うちだったらあの行動はしかるのにな…と
思うようなことがあるかもしれません。
子供はまだまだ自分の楽しさが優先されるので、
完璧にお行儀良くはできません。
しかし、時には声をかけたくなる程度のことも
ありますよね。
子供の行動はもちろんのことですが、
それに対して、その子の親がどう対応しているのか
というのも気になるポイントです。
しっかり子供に注意をする親は、
行動について叱り、その後の子供の行動も
きちんと確認する方針です。
そもそも全然子どものことを見ていない親は、
スーパーでは別行動でも特に気にせず、
いつか戻ってくるだろうという考えです。
注意はするが、その後子どもの行動が
変わらなくても放っておく親は、
「こら!!やめなさい!!」と注意は
するもののそれで終わりです。
子供の行動がその後どうなっても気にしない、
注意したら終わりという考え方です。
そもそも注意する必要性を感じていない親は、
「あらあら~」と言う感じで、状況は見ていても
特に注意しなかったり、その行動自体を注意の対象と
思っていない場合もあります。
育児の方針や価値観は様々なので
基本的にはその家庭のやり方は尊重することが
大切です。
しかし、だからといって友達の子に対して
絶対に注意してはいけない、というわけでは
ありません。
注意しないということは、あなた自身も
その行動を認めているということに
なってしまいます。
ダメなものはダメ、特に危険が伴うような
場面では、大人としてしっかり教えてあげなければ、
取り返しのつかないことになる場合もあるでしょう。
ただし、きちんと言葉を選んで
穏やかに対応することが必要です。
友達の子供の行儀が悪い時の正しい対処法って?ケースバイケース!?
では、具体的にはどのように
対処すればよいのでしょうか。
子供に対して伝える際には、
- 穏やかに
- 叱ったり注意したりというよりも、教えるイメージで
- 場合によってはその事に固執しすぎず、その子の目線を変えることを目的にする
以上のポイントを大切にすると良いでしょう。
例えば、
スーパーで走り回っている子には・・
「走らないで歩いたほうがかっこいいよ」
「走ってるとぶつかってケガしちゃうから歩こうね」
「お!かっこいい靴履いてるね」
(目線を変えさせて結果的には走るのをやめさせる)
家でお行儀悪く食事する子には・・
「1年生はひじをつけないで食べれるかな??」
「ごちそうさましてからおやつにしようね」
「お箸の持ち方上手だね」
(別のことを褒めてから注意すべき話をする)
「うちは○○っていう決まりだからお願いね」
上記は子供のみの場合の声のかけ方ですが、
その場に親がいる時の伝え方も
悩みどころですよね。
親同士の関係性にもよると思いますが
これからも付き合っていきたい親に対しては
こういう時、私はこうするけど…と
自身の価値観を伝えてみるのもひとつです。
実は、その親なりの理由があるかもしれません。
以前同じことで子供を叱りすぎてしまって
今回は様子を見たいと思っていたとか。
実は子供の発達の特性上、
叱ることでパニックになってしまうとか。
我が家もよく友だち家族と集まりますが
やはりそれぞれの家庭によって価値観は様々です。
些細なことかもしれませんが
食事の食べ歩きを許す家庭もあれば
おもちゃを壊しても平気な親子もいます。
集まるメンバーは
価値観が似ている親が多いですが、時には
「うちはこうしてるけど、それOKにしてるんだね」と
あえて話題に出してみることもあります。
すると、実はそこがうまく行かなくて悩んでたとか、
もうそれをやるべき年齢なんて目からうろことか、
いろんな反応が返ってくることがあります。
そんな話をしたことで、
ママ友同士の関係性としてはそこから
また一歩前進することができたように感じます。
まとめ
友達の子供を注意するのは
みんな躊躇してしまうものです。
しかし、あなたの一言によって
子供が危険を回避できたり、親の悩みに
寄り添うことができる可能性もあります。
自分の価値観は、ブレずに持っておくべきです。
たとえ親同士が独身時代から仲良かったとしても
子育ての価値観の違いで離れていく
ということもあったりします。
価値観が似ている人とは今後もつながっていくし、
もしこれからも付き合っていきたい相手なら
注意したり話したりして、理解し合うことが
できれば理想的ですね。